今だから振り返れる妊娠悪阻
今回は、私が妊娠初期に経験した悪阻について書きたいと思います。
悪阻とは…聞いたことがある言葉で表すとつわりと呼ばれる物が悪化し栄養障害、代謝障害を及ぼした場合のことを言います。
つわりの種類は、吐き気、嘔吐といった消化器症状の他に、眠りづわりやよだれづわり、食べづわりなど人によって様々です。
私が働いていたのは急性期病棟(消化器・脳神経外科)でした。職場には、看護師長、副師長にのみ妊娠初期に妊娠した事を伝え、他の職員の方々には安定期に入った後、報告をさせて頂く方針で働いていました。
そんな私が主に苦しんだ悪阻は、嘔吐でした。
通勤の電車では、襲いくる嘔気に耐えられず途中で降りて嘔吐しては電車に乗り…いつもより15〜20分は早く家を出て仕事に向かうようにしていました。
主に、1日に10回ほど嘔吐。ひどい時には、水を飲んだだけでも嘔吐、胃液しか出なくても嘔吐…体力的にも精神的にも、かなりキツかった思い出です。
そんな私が悪阻を乗りこえた方法は、たった一つです。
『いつか終わる。嘔吐しても良いから食べれる物を食べる、水分は取る』
この考え方を持ち続けることでした。
結局、根性論じゃないか…そう思われるかもしれません。でも、この考え方しか当時は乗り切る方法がありませんでした(苦笑)
しかしその中でも、大切な事があると思っています。それは、食べれる物を食べる。という事です。
私は、
マクドナルドのポテト
リンゴ
サンドウィッチ
大根サラダ
鮭おにぎり
これをひたすらに食べては嘔吐を繰り返していました。
繰り返す嘔吐に、心身共に疲労困憊。職場に持って行くお弁当すら作れませんでした。そのくらい、悪阻はしんどいものです。だから、仕事の日はコンビニで昼食を購入する事が多かったです。
少しばかり栄養を気にしてインスタント麺は控え、おにぎりかサンドウィッチにリンゴや大根サラダを一緒に購入していましたが、マクドナルドのポテトをよく食べていたので、結局、あまり関係なかったのかもしれません。大切なのは、食べれるものを食べ、どうしても食欲が湧かない時は、水分はしっかり摂ることだと思います。
仕事から帰っては、ソファーでそのままお風呂にも入らず寝てしまい夜中にシャワーを浴びるなんて事も多々ありました。
夫には、風呂くらい入って寝た方が良い。だの色々言われましたが、男性は妊娠して身体に変化が起きる訳ではないので、悪阻の辛さなんて分かりっこないんだ。と考え、右耳から左耳に受け流していました。
この受け流す力も大切だと思います。
多少、家事が疎かになっても、夫も自分も死ぬことはありません。
大事なのは、悪阻の辛さに向き合い乗りこえる事なのです。
もっと、具体的に何か知りたいことなどあれば、是非コメント下さい📝
約1ヶ月ほど悪阻に苦しんだ後は、今度は身体の変化に伴う不調と闘うことになりました…が、それはまた別の機会に。