妊娠中の貧血って??看護学生向けの説明もあるよ!
今回は、妊娠中の貧血について書きたいと思います✍️
私は、妊娠前より貧血が指摘されていました。
しかし、妊娠してから貧血を指摘された!という方も多いのではないでしょうか。
今回は、
①妊娠中の貧血はなぜ起きる?
②妊娠貧血になると、どのような合併症があるの?
③食生活で改善できる??
の3つについてお伝えします。
まず、①妊娠中の貧血はなぜ起きる?についてです。
そもそも、妊娠貧血はヘモグロビン(HB又はHGBと記載)が11g/dL未満、ヘマトクリット(Ht)33%未満、等で主に診断されます。
血液検査結果に数値が記載されていると思うので、見てみてください👀
では、なぜ、妊娠するとそれらの数値を下回ってしまうのか。
(↓看護学生用の説明)
それは、妊娠貧血の多くが、実質的な体内の鉄の欠乏ではなく、"血漿量の増加"によって鉄欠乏性貧血が見られる事が多いからです。
この、血漿量が増加する事で血液粘性を低下させ、胎盤の血流を保つメリットがあります。
言葉が難しく理解しづらいですよね。
簡単に、説明します。
(↓妊婦さん向けの説明)
妊娠すると、母体から赤ちゃんに胎盤、臍の緒の血液を通して栄養等を補充します。その血液の流れを良くするために、血漿という液体成分が増加します。
そのため、血液中の液体成分が増える事で鉄分が薄まってしまうのです。
それが原因で、妊娠中は貧血になりやすいというメカニズムがあります。
次に②妊娠貧血になるとどのような合併症があるのか、についてです。
妊婦さんが貧血になると、なぜ良くないのか。
それは、いくつかの合併症が生じる可能性があるからです。
主に、
・微弱陣痛
・異常出血
・新生児貧血
があります。出産する時に、合併症のリスクがあるからなんです。
しかし、だからといって、自分が貧血だー😵と落ち込む必要はありません。
貧血は改善できます。
そこで、最後に③貧血は食生活で改善できる?について書きます。
前述でも述べた通り、私は妊娠前より貧血があったため、医師より定期的な血液検査の結果で鉄剤の処方、量の調整をして頂きました。
貧血が指摘され鉄剤の内服を開始した方もいらっしゃると思います。
今回は、鉄剤の内服についてではなく、では、他に食生活で改善できるのか、どのような食事が良いのか、についてご説明します。
簡単に言うと、鉄の摂取量を増やすだけでは不十分です。造血(血を造る)機能を向上させる必要があります。この"造血機能"をアップさせるのに必要なのが…
"蛋白質(できれば動物性が好ましい)"
と
"ビタミンC"
です!
実際に、私は、茹で卵を1日1個食べる、オレンジや時には炭酸が飲みたい日にはCCレモンを選ぶ、などして、あまり神経質にならない程度に、気持ち程度に意識して食べていました。
あと、鉄剤を飲み忘れた時は、コンビニ等で発売されている1日分の鉄分が入ってる200mlほどの紙パック飲料を飲んでいました。
貧血に関しては、血液検査の結果を照らし合わせながら医師が指導、内服を検討してくれると思います。なので、合併症の可能性があるからどうしよう!!!と、過度に不安に感じたり、神経質になる必要はありません。
自分でも、出来ることあるなら出来る時にやってみようかな〜🤔そのくらいの気持ちで良いのです。
という、私も妊娠後期の血液検査でHb10.5と、ギリで基準値最低ラインを越せず…鉄剤が増えた身であまり偉そうな事は言えません😅