つわりだけじゃない!マイナートラブル〜第一弾〜(看護学生向け説明有り)
妊娠中は、体の様々な所に不調が生じます。
これを、マイナートラブルと良います。
今までのブログで、私は
つわり、腰痛
に関して実体験を記事にしてきました。
今回と、その次の記事の2部構成で、
つわりと腰痛の2つも簡単に振り返りながら、他にはどの様なマイナートラブルが生じるのか。について、書きたいと思います。
まずは、つわりについてです。
主に、"妊娠5週目〜妊娠6週目"に出現します。
症状は、吐き気、嘔吐等様々です。
大体"妊娠12〜16週目"には軽減すると言われています。
悪化要因としては、睡眠不足、疲労、食べ物の匂い、便秘、心理的な葛藤があるみたいです。
何度も言いますが、つわりは、食べれる物を食べる!水分はとること!
無理をしすぎないことが大切です。
(↓看護学生向け)
ここで、重要なのは、"つわり"と"妊娠悪阻"は別物!だということです。
妊娠悪阻は、栄養障害や代謝障害を起こし"尿中のケトン体陽性の所見"があることです。ケトン体は、栄養状態が著しく低下すると陽性反応を示します。
この場合、必要となる看護は
・脂っこい物は避け、少量を複数回の食事
・脱水に注意!
・夜食をとり、糖質を含む物を摂取!
・ウェルニッケ脳症の予防、輸液製剤はビタミンB1を加える!
→なぜビタミンB1を加えるのか?、、、ビタミンB1が欠乏するとウェルニッケ脳症を引き起こすから!(ウェルニッケ脳症やビタミンの役割についてもっと詳しく知りたい場合は、ぜひコメントで教えて下さい。需要があれば記事の作成を検討してみます👀)
次に、腰痛についてです。
腰痛は、体重の増加やお腹が大きくなる事で出現します。
また、エストロゲンやリラキシンなどのホルモン分泌が増加することで、骨盤の関節や靭帯が緩むことが原因として挙げられます。
対策としては、立っている時は、背中をそらさずに肩の力を抜いて真っ直ぐの姿勢を意識する。
座っている時も、同様で加えて猫背にならない様に気をつけて下さい。これだけでも、かなり変わります!
他には、寝るときに硬めのマットレスを使用することも背中(脊柱)の自然な湾曲を保つため、軽減に繋がります。
次は、掻痒感(皮膚の痒み)についてです。
お腹が大きくなるにつれ、皮膚が引っ張られることで乾燥しやすくなり"掻痒感"とよばれる皮膚の痒みが増大します。主に、お腹がぽっこりしてくる時期、つまり妊娠中期(14週〜27週6日)〜妊娠後期(28週以降)に生じやすいトラブルです。
皆さんもご存知の、これが妊娠線に繋がります!
実際に、私自身は妊娠中期に入ってすぐ、乳房にまるで蜘蛛の巣が張ったかのように、妊娠線が多発してしまいました…慌てて保湿クリームを購入し塗り始めました。
季節問わず、妊娠初期のうちから、乳房やお腹に保湿クリームを塗ることを強くお勧めします!😂
第一弾では、つわり、腰痛、皮膚の掻痒感についてお話ししました。残りは、また次回に!
質問したい事があれば、妊婦さん、看護学生さん問わずコメント下さい📝出来る限りお答えします!